オイルマッサージはクセになってしまう快楽があるブログ:09月20日
俺は高校を卒業した後、
故郷を離れ東京の専門学校へ4年間通い、
両親の仕送りを受けながら、
一人暮らしをさせてもらっていました。
田舎から一人で東京に出てきて、
右も左もわからず学校の入学式を迎え、
もちろん、一人も仲間、知り合いなんていません。
そんな不安な中、
東京在住のA君という仲間と仲良くなり、
実家へ遊びに行ってはご飯をごちそうになったり、
時にはそのまま泊まって行ったりし、
なんとなく東京での生活も慣れてきました。
学校での昼食は
連日のようにA君と学食で食べていたのですが、
一ヶ月くらいが過ぎた頃…
A君が
「俺、あしたから母に弁当作ってもらうわ」
と言いました。
俺は、
入学してから連日のようにA君と学食に行っていたので、
なんとなく寂しい感じをしましたが、
「じゃあ、俺は他の子達と学食に行くよ」
と言いました。
すると、A君が思いもよらぬことを言いました。
「お前の分も俺の母が作ってくれるみたいだから、
一緒に持ってくるわ」
と言ってくれました。
しかし、さすがに俺は申し訳ないと思い、
一度は遠慮したのですが、改めてその日A君の母から、
「一つ作るより二つ作る方が弁当は作りやすいから、
遠慮しないでいいんだよ。何か嫌いな物ある?」
と言われ、
欠かさず俺は遠慮もせず、
「レバー」(苦笑い)と言いました。
その会話により、
次の日から連日A君は、
俺のために弁当を二つ持ち帰りしてくれました。
そうして4年間、
俺はA君の母に連日弁当を作ってもらい、
そしてK君に持ち帰りしてもらう…
なんとも考えられないような人の好意によって
栄養を欠かさない食生活をおくらせてもらいました。